症状
陰部のヘルペスは、性病に分類されます(STD)。 性行為の多い人ほど、陰部ヘルペスになりやすくなります。しかしながら、多くの場合、症状は現れてきません。そのため、感染させやすくなります。一方では、ほかの皮膚病と間違われるような軽度の症状が現れることもあります。症状が現れると、陰部、直腸、口に一つ以上の水ぶくれができます。平均的な潜伏期間は、4日間です(2日から12日)。 治療にかかる期間は、2週間から4週間で、水ぶくれは潰れて、痛みをともなう潰瘍が残ります。これらの症状は、"流行" や発病の状態によります。
原因
陰部ヘルペスは、単純ヘルペス(HSV)として知られており、ウィルスが原因です。単純ヘルペスには、HSV-1と HSV-2の2種類があります。両方とも、陰部や肛門と同じように口や鼻(ヘルペス)と指や手(ひょうそ)に感染します。ウィルスは、肌のひび割れ、口の柔らかい組織(粘膜)、膣、直腸、尿道(尿管)や皮下に入りこみます。その後、ウィルスは、潜伏(非活動)し、感染した体内に残ります。人によっては、再発し、性器ヘルペスの感染を広げる原因になります。– 再発感染として知られています。
治療
初めて、性器ヘルペスに感染した場合、通常、抗ウィルス薬が処方され、5日以上の安静が必要となります。薬剤は、HSVの増殖を防ぎますが、体内から完全にウィルスを除去させることはなく、薬を止めれば効果はありません。そこで、なお、症状を緩和させるために、いくつかの治療法をお勧めします。水や塩水を使用して、患部を清潔に保つことで、水泡や潰瘍を防ぎ、治癒を早めます。また、氷を包んだ浴用タオルや冷たい湿ったティーパックを患部にのせるのも痛みを軽減させ、治療に効果的です。最後に、水分を十分に摂取してください。 排尿の痛みを軽減させることになります。浴槽に座りながら、性器に水を注ぎながらの排尿も効果的です。